統計的性質

為替レートの統計②:ドル円のローソク足の分布

ドル円の分布ではレート自体がどの値を取り易いかを見ました。ここでは、レートの差分の分布を調べてみます。ここでの「レートの差分」とは一定時間間隔でのレート変化のことで、ローソク足の実体部分(ローソク足のヒゲを除いた部分)の長さを指します。まず...
統計的性質

為替レートの統計①:ドル円の分布

為替レートの変動率(差分)の分布が研究の対象になることは多いようですが、その前に、このページではレートの滞在分布を調べます。使うデータは20年分(2001年3月~2021年2月)のドル円1分足(終値)です。まず、この20年間のレート変化を見...
自動売買

MT4/MQL4とPythonの連携➀ ソケット

今回は、MT4/MQL4とPythonの連携方法について解説します。MT5では公式にPythonとの連携機能が用意されているのですが、残念ながら国内業者での採用が多いMT4では用意されていません。
証券業者

MT5対応の国内FX業者ーAVA TRADEとOANDA

MT5業者比較MT5はMT4のバージョンアップ版で、機能的には上位互換です。このため、これから自動売買(EAやシグナル)を使おうとする人にとっては、MT5から始めるのが良いかもしれません。ただ、MT5でFXが出来る国内業者は現在(2020年...
自動売買

シグナル (EURUSDとUSDJPY)

MT4、MT5を提供するMetaQuotes社のシグナルを2つ登録しました(EURUSDとUSDJPY)。このシグナルの特徴は、MT5の開始時刻10分後から稼働し、終了時刻10分前にポジションを全クローズ。(冬時間では月曜日07:10~土曜...
テクニカル分析

確率的ボラティリティモデル

為替変動の確率密度関数は非正規分布で正規分布よりも袖が広いことが知られています。下の図は、EURUSDの過去10年分の1時間足の確率密度関数です。中央付近は指数分布に近く、袖は緩やかな減少になっています。Kim, Shephard and ...
テクニカル分析

損切り無し売買

思惑が外れて含み損を抱えても、そのうち価格が戻り、助かることがほとんどです。更に、ナンピンによって、少し価格が戻るだけで含み益に変えることが出来きます。このため、資金が潤沢にあれば、相場で負けることはありません。しかし、FXのような証拠金取...
統計的性質

非ランダム性ー復元力ー

為替変動がランダムウォークであるとすると、ある程度長い期間での変化量の分布は正規分布になります。(中心極限定理) この仮定が正しくないことは、長時間足が正規分布でないことから言えそうですが、ここではランダムウォークと為替相場での値動きの大き...
テクニカル分析

移動平均EAで自動売買

FXは移動平均線だけで勝てるのか?では、移動平均線での売買を検証しています。ここでは、Meta Trader 4(MT4)を使ってこの売買の自動化(EA)を実践します。通貨ペアはユーロドルを使います。ユーロドルのスプレッドが業界最小であるO...
テクニカル分析

FXは移動平均線だけで勝てるのか?

移動平均線は最も基本的なテクニカル指標です。今回は詳細なバックテストから移動平均線の有効性を調べます。まずは、移動平均線の例を見てみましょう。このチャートは、1週間分のユーロドルの値動きになります。青の線は1分足の始値で、オレンジと緑の線が...