イーサリアム(Ethereum)のヒストリカルデータのダウンロード元はあまり見つかりません。ここでは、当サイトが知る2つのダウンロード方法を紹介します。
①KaggleのDatasetsからのダウンロード
機械学習のコンペを開催するKaggleでは、参加者が様々なデータを提供してくれます。Ethereum Historical Datasetのページから2016年5月から2020年4月までのETHUSD( イーサリアム 米ドル)の1分足がダウンロードできます。この方法は最も古い1分足を得ることが出来ますが、どこの取引所のレートなのか不明です。
②CryptoDataDownloadからBitstampのレートをダウンロード
CryptoDataDownloadのページから大手取引所であるBitstampの1分足がダウンロードできます。2017年8月から直近までのレートが置かれています。
ダウンロードしたレートの読み込みと表示
上の①と②でダウンロードした1分足のcsvファイルが置かれたフォルダで、次のPythonプログラムを実行すると、レートの読み込みと表示が行えます。
import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd
#①のレートの読み込み
df1 = pd.read_csv('ETH_1min.csv', index_col=0, usecols=[1,3,4,5,6], header=0)
#②のレートの読み込み
for i in range(2017,2022):
tmp=pd.read_csv("Bitstamp_ETHUSD_"+str(i)+"_minute.csv", index_col=0, usecols=[1,3,4,5,6], header=1)
if i==2017:
df2=tmp.copy()
else:
df2=df2.combine_first(tmp)
#レートの表示
plt.figure(figsize=(12, 5))
plt.plot(pd.to_datetime(df1.index),df1["Open"],alpha=0.6,label="Kaggle")
plt.plot(pd.to_datetime(df2.index),df2["open"],alpha=0.6,label="Bitstamp")
plt.yscale("log")
plt.grid()
plt.legend()
plt.xlabel("時刻",fontname="MS Gothic",fontsize=15)
plt.ylabel("ETHUSD",fontname="MS Gothic",fontsize=15)
plt.show()
まとめ
ETHUSDの1分足を約5年間分集めることが出来ました。5年分のレートがあれば、BOT(自動売買)の作成に使うデータとしては十分です。上記の方法以外でも、いくつかの業者では、APIを使ってレートをダウンロード出来ます。業者によってレートは微妙に異なるので、出来るだけ実際に取引する業者のレートを集めるといいです。
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