FXとビットコインの手数料を比較する

ビットコイン

FXの手数料

ほとんどのFX業者での手数料はスプレッド(売値と買値の差)のみです。ひと昔前に比べると、スプレッドは随分と小さくなりました。スプレッドが「原則固定(例外あり)」と表示している業者の最安水準を、下記の表に示します。

MT4,5非対応MT4MT5
ドル円0.1pip0.1pip0.3pip
ユーロドル0.3pip0.2pip0.5pip
FX業者の最安スプレッド

MT5は対応業者が少なく、少し高めのようです。FXTMのMT4が業界最安レベルになっています。ただし、 「原則固定(例外あり)」 の例外ありの基準は業者によって異なり、FXTMでは96%強の時間で固定のようです。また、業者を選ぶ際には、スリップの有利不利にも注意が必要です。

FX業者としては、スプレッド0.1銭のFXTFもおすすめです。以下のバナーからFXTFの口座を開設し取引すると、最大で60000円のキャッシュバックがもらえます。

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過去5年間の値動きからは、1時間足の標準偏差はドル円で10.6pipです。これに対して最安スプレッドは1%程度の大きさになっています。

ビットコインの手数料

レバレッジ取引を行う場合、最大レバレッジと手数料で断然海外業者が有利です。国内業者のスプレッドは大きく、デイトレーダーの多くは海外業者を利用しているでしょう。海外業者の中で手数料が最安なのはBybitです。テイカー(成行)での手数料は往復で0.15%、メイカー(指値)でのそれは-0.05%になっています。メイカーでは手数料を受け取れますが、BOT(自動売買)のサインが出たら直ちに売買を行いたい場合、不向きです。ビットコインドルの1時間の変動の標準偏差は0.916%(過去5年分)です。テイカーの手数料はこの変動に対して、16%もの値になります。短期売買では相当勝率が良くないと、手数料に負けてしまいます。

更に気になるのはテイカーでの約定能力です。不利にスリップするようでは、更に手数料がかさむようなものです。AIFXでは、Bybitでのスリップ状況を調べました。下図は、直近の一週間程度(2021年9月25日~2020年10月1日)の間、10分間隔で成行注文した際のスリップの分布になります。正のスリップが有利なスリップです。この期間の800回強の注文では、平均0.11ドル有利なスリップになりました。Bybitは不利なスリップになる業者ではなさそうです。

まとめ

最安手数料は、1時間当たりの変動幅でFXは約1%、ビットコインは約16%であり、FXの方がずいぶん手数料が割安になります。これは、FXは業者数が多く競争が激しいことと、FXの高頻度取引によるものかと思われます。FXのスプレッドは過去10年で約10分の1になりました。一方、ビットコインは変動が大きいので手数料を無視しがちかもしれませんが、1時間レベルの短期売買で手数料分の利益を得るのはなかなか難しいかもです。

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