FXは移動平均線だけで勝てるのか?では、移動平均線での売買を検証しています。ここでは、Meta Trader 4(MT4)を使ってこの売買の自動化(EA)を実践します。
通貨ペアはユーロドルを使います。ユーロドルのスプレッドが業界最小であるOanda Japanのデモ口座を使って実践方法を紹介します。他の業者でも全く同じように実践可能です。デモ口座の場合は、書類審査が無く、今すぐにMT4の自動売買を試すことが出来ます。スムーズにいけば10分程度で自動売買が実践出来ます。
デモ口座開設と設定
Oanda Japanのデモ口座設定のページにMT4のデモ口座の設定方法が分かりやすく説明されています。このページに従って、MT4のインストールと設定を完了させます。
EAの設定
1. ユーロドルの1分足のチャートを表示する
Oanda Japanでの手順を図に示します。”EURUSD-a”を通貨ペアの一覧から選び、その右側の部分にドラッグ&ドロップします。これでEURUSD-aのチャートが表示されます。次に、”M1″をクリックすることで1分足が表示されます。
2. 移動平均EAをExpertsフォルダにコピーする
ターミナルフォルダを開きます。ターミナルフォルダは”ファイル”→”データフォルダを開く”から開くことができます。
移動平均線EA(MA.ex4)をダウンロードします。開いたターミナルフォルダからMQL4>Expertsを順に開き、MA.ex4をExpertsフォルダに置きます。
3. 自動売買を開始する
Expertsフォルダに置かれたEAはナビゲーターのエクスパートアドバイザに表示されます。MAをドラッグしてチャート上でドロップします。
次にウィンドウが現れ、EAの設定が出来ます。”全般”で”自動売買を許可する”のチェックを入れて下さい。”パラメーターの入力”ではLotsで1取引当たりの数量が設定できます。このままで良い場合、”OK”を押してウィンドウを閉じます。
次に、チャートの少し上にある、”自動売買”のボタンをONにするとEAが動き始めます。チャート右上の顔が”笑顔”であれば成功です。
以上で設定は終了です。放置しておけば、EAが売買を続けてくれます。注意点としては、ポジションを保持してるときにMT4を終了させてしまったら、再度、MT4を起動させて下さい。起動させるだけで、以前の設定が全て引き継がれます。
MT4でバックテスト
MT4のストラテジーテスターを使って、バックテストを行いました。期間は、FXは移動平均線だけで勝てるのか?と揃え、2010年1月4日から2020年8月7日までの10年強の1分足を使いました。バックテストの結果は次のようになりました。
lotの取引で、1万ドルが10年後に7.5万ドルまで増えました。損益の傾向は、FXは移動平均線だけで勝てるのか?でのバックテストと同じで、勝率は悪いが大きく勝つことが多い結果となりました。
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